社会人になったときに働ける会社は1人1社

今日は4月1日で、もう今頃、いろんなところで入社式が行われていると思いますが、私がいつもこの季節になると思うことを今日は書きます。

はじめて勤める会社

タイトルにもありますように、はじめて勤める会社はだれしも1人1社のみです。
これって、結構重要ななことだと思うのです。
はじめて働いた会社と、転職した先の会社では大きく意味が違います。
というのも、私の過去に関わった新卒の部下たちを見ていると、何もわからない状態で入社してきます。中にはこういうことだろうと想像してシミュレーションをしてきたんだろうなという人もいます。でもそういう場合、だいたいシミュレーションが間違っていて、結果、想像と違うとかになってしまったりします。
そのようなことを繰り返していって、会社とは、ビジネスとは、を学んでいきます。
そしてそれがその人のビジネスの価値観の基礎を作っていました。
もし、その後、転職した場合でも、その価値観はあまり変わることなく、成功体験も失敗体験も経験として次の会社で能力を発揮することになります。
転職するにしてもしないにしても、その考え方はなかなか変わらないものです。
つまり、初めて勤める会社での働き方は、人生の大半を過ごすであろう仕事に対する向き合い方にとても大きな影響を与えます。
人生を握っていると言ってもいい。

仕事を好きになるかどうか

正しく、健康に、仕事が好きと言えるかどうかは、はじめて働いた会社の雰囲気にもよります。
利益を上げるために仕事をする。じゃあ利益が出たらなにをするのか、そういうビジョンを明確に持てなければ仕事の目的を見失います。
世の中にはいろいろな考え方があるので、私もはっきりとは言えないのですが、おそらく企業は社会貢献をするために利益を上げていると思うのです。
きっと自分のやっていることは誰かの役に立つ、ということを知っていれば、目的を持って仕事を好きになることができると思いますし、好きだからたくさん働くというのではなく、人間なのだから、休息や別のことをして気分転換する時間が必要ということがわかってくると思うのです。
ただノルマだ、目標だ、やれ、契約をとってこい、ではその先に何があるのか、見えなければ修行になってしまいます。正直、仕事は修行ではなく、修行するならもっと他のいい修行をする方法はたくさんあります。

コミュニティの理解力

仕事の効果として、他人とのコミュニケーション能力が上がること、これが一番の効果ではないかと思います。
1日に数回、チャットで報告する。これだけでも十分なコミュニケーションだし、場合に応じた適切な頻度でのコミュニケーションを構築することができます。
これは人として自分がどこにいるのかを把握できるようになるアイデンティティの確立にもなります。
これって人生にとってめちゃくちゃ大事だと思いませんか?

大人として見る

新入社員は、後輩でもあり、部下でもあり、立場も下なのですが、入社したからには、プロフェッショナルです。
と新入社員にも教えることになりますよね。
なら、新入社員を、あなたと同じプロのビジネスパーソンとして見てあげてください。
新入社員は、経験や知識がなくても、どうやれば仕事がうまくいくか考えています。
責任は責任ですし、成果は成果です。
学生気分ではいてはいけないこと、これを一番知っているのは新入社員のはず。でも学生気分ではいけないことと、社会人になることで捨てなきゃいけないことの区別がついていないので、それはきちんと言わなきゃいけないです。

まとめ

今日は、どちらかというと、新入社員を迎える立場の方に向けた、すでに先輩でいるビジネスパーソン向けにメッセージを書きました。
その新入社員が将来転職するかどうかはわかりませんが、その人が育って、自社を愛してくれて、正しい考え方で、楽しく仕事ができるようになれば、先輩社員にとってもメリットでしかありません。
そのためには先輩社員も、この自社の目的を理解して納得して、自社を誇りに思えて、楽しく仕事ができなければいけないかなと思います。

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