Word の互換モードを使って懐かしの2003機能を復活させる

 Word を使っていると時々タイトルバーに互換モードという文字が出てくることがあります。

これは昔のバージョンの Word で作った文書を開くと出てくるものなのですが、どうやら2010以前のバージョンで作ったものだと出て来るらしいのですが、このモードで開くとその当時作っていたバージョンでできることしかできなくなるという機能です。

要は最新の機能を使って文章を作ってしまったとして、それを昔のバージョンで開いた時に再生できないと言うことがないように作成段階からそのような機能を禁止するという機能です。

このモードなのですが、禁止するだけではなくて、その当時でしかできなくて、今はできなくなっている機能が一部復活しているところがあります。

そのような機能を使いたい時は互換モードを使って作成したほうが最新の Word の機能を使うよりも早い場合もあります。

互換モードで今よりもできること

一番初めに見つけたのはワードアートです。ワードアートの種類が今よりもはるかに多くて縦書きなんかにも対応してたりします。文字を曲げたりするとかそういうことも今の最新のワードよりもはるかに使いやすくできます。

次に発見したのは図形を右クリックしたときに図の書式設定で表示される図形のレイアウトするダイアログボックスです。前面や四角の設定は今の方がバリエーション多く設定できたりもするのですが、図形に関する設定が右側の作業ウィンドウで細かく設定するのではなくて、一つのダイアログボックスで一気に設定できるので使いやすいと感じました。

グラフの作成も昔のグラフの作成方法で作成するので、今だと Word の表に入力された数値を使ってグラフを作成することはできなくて、グラフを挿入したときに表示されるスプレッドシートに値を入力して初めてグラフを作成することができるのですが、昔はワードに入力された 表の値を選択してそのままグラフを作成することができたので、私はその方が使いやすいと思いました。

今のバージョンで作った文章を互換モードにする方法

一旦今のバージョンで作成した文書を名前を付けて保存で2003形式の拡張子.docで保存します。

それを再度名前を付けて保存で普通のWord形式拡張子.docxで保存します。この時、保存するときにその他オプションを使って名前を付けて保存のダイアログボックスを表示させます。

ダイアログボックスのファイル名の下の方に「以前のバージョンの Word との互換性を保持する」のチェックマークがあるのでこれをオンにすれば互換モードになります。オフにして保存すれば互換モードが解除されます。

これで保存したものは互換モードが維持されます。

初めから互換モードの白紙を作る

新規作成で互換モードが聞いている状態の白紙を作ることもできます。

上記の方法で保存したファイルの中身を全て削除して、テンプレートとして保存します。

テンプレートなのでテンプレートフォルダーに保存してください。

それを新規作成で呼び出すことによって初めから互換モードでの白紙で始められます。

もしもそのモードが嫌なのであれば途中からでも名前を付けて保存から互換モードオフの状態を作り出すこともできます。

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