kintone devCampに参加してきました

先日、kintoneのdevCampが地元仙台であったので、参加してきました。

kintone 出張devCamp Vol.20@仙台 - kintoneカスタマイズを始めよう!|EventRegist(イベントレジスト)
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これは私にとっては、ちょっとした事件で、kintoneにはいいイメージがなかったのですが、今回、参加したことで業務効率化について一つ前進できたので、そのことをお話します。

kintoneが嫌いだった理由

kintoneが嫌いだったのには理由があります。
以前に、ExcelやAccessの感覚でkintoneの案件を受注した時に、やれることの少なさに驚きました。せめてクロス集計くらいはできてほしいと思ったのですが、クロス集計どころか基本的な集計やグラフが作成できなかったのです。
もう一つは、Twitterなどに表示される広告の内容でした。ネット上に表示される広告は、その人の投稿内容やパソコンの使い方によって内容が変わりますので、当然ながら私はExcel関連の広告が多く表示されています。その中にはkintoneが表示される回数がかなり多かったのです。問題はその表示内容でした。「まだExcel使ってるんですか?」。この広告の真意は、Excelに向かない業務までExcelを使って管理、処理するよりも、情報を整理することに特化したkintoneを使うべきだということなのだとは思いますが、Excelを批判しているなら許せたのですが、この文面はExcelを使っている人を否定するように強く感じ取れたのです。私は苦労しながらもExcelを業務にマッチングさせ使っている人をたくさん知っています。むしろその中でExcelらしい業務管理の方法を新たに見つけ出しているケースもたくさんあります。そこも含めて否定されたと感じました。

kintoneへの認識の変化

今回、DevCampに参加してkintoneに対する認識の変化がありました。
まず、私がkintoneに求めていたものがkintoneという製品のコンセプトと違っていたということです。
Accessに似た操作を期待していたのですが、kintoneはデータを手入力で集め、その情報を蓄え、いつでも必要な時に取り出す、変更があればすぐ変更できる仕組みということがわかりました。
確かにAccessでいうところのクエリやレポートに該当するものは弱い、その代わりに、テーブルやフォームに該当するところは秀でていると思いました。
クラウドですので、ネット上でデータが保全できる点、また、APIによって入出力が可能な点がAccessよりも優れているのです。
これは、データが多ければ多いほど出てくるメリットです。
入力もクラウドなので、パソコンのみならず、スマホや様々な入力形態ができ、例えばバーコードやICカードのリーダーを使って、手入力以外でも手軽に入力できるのです。
また、サードパーティのプラグインも充実しており、組み合わせることによって私の理想としていたAccessやExcelの動作に近い仕組みも作ることができるということが今回わかりました。
また、kintoneという製品自体が、Excelをライバル視するあまり、以前のようにディスるような考えを今は持っていないように感じました。
プラグインの中にはExcelと連携するようなものもありました。
きちんとkintoneというソフトウェアの唯一無二のメリットがわかった上でライバルというよりも、さまざまな業務効率化の方法の一つとしてExcelがあり、kintoneがあるという位置づけになったという風に変わったと感じました。

kintoneは最強のデータの入れ物

kintoneはExcelでもなく、Accessでもなく、データの入れ物としては最強の形ではないかと思えました。シンプルにデータを決まった形で入れておき、保守も簡単、データを取り出す接続口も付いているという仕組みが、あまりパソコンに詳しくない層でも自在に作れます。また、JavaScriptによってカスタマイズもできるので、プロ層にも使いやすいというものです。
同じくデータの入れ物で最強なサービスにEvernoteがあります。Evernoteは使い始める時点ですでにデータを入れ始めることができ、しかもデータの形は問わない、いわば整理されていないデータの蓄積場所です。アイデアやメモを記録するにはEvernoteがよいでしょう。
対してkintoneは業務において必要な、誰もが同じ形で同じ方法で入力する仕組みを、各ユーザーが作れるというものです。いわば整理された情報を整然と入力するのに向いているといえます。ビジネスではそういうケースで蓄積するデータの多いこと。それがkintoneの存在意義なのかと思いました。

まとめ

kintoneは大きく2つの使う理由があります。
一つは煩雑になりやすい手入力作業を統一できることです。このことは副産物的に会社の業務の正常化にかなり貢献できると思います。
もう一つは蓄積したデータを他のシステムや仕組みで取り出してkintoneだけではできないデータを見せることに特化した使い方ができます。これは非常に大きくて、リアルタイムで動いているテレビショッピングなどの販売情報をリアルタイムで取り込んでBI化するツールを作っておけば、今何が一番売れているか、客先でリアルな生の最新情報としてプレゼンできるのです。これ、ビジネスにとっては非常に大きくないでしょうか。
また様々な入出力をブラウザで操作するので、RPAの1パーツに組み込むものを作ることも用意です。という観点で見ると、業務効率化の提案の中にkintoneがいるなと思います。

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