効率化の最大の敵は「苦労は買ってでもしろ」精神?

SEをはじめ、基幹業務の改善に関わる方の絶対的な悩み事に、「効率化を提案しても受け入れてもらえない」があることが大いにあると思います。
そのことについて、ちょっと思いついたことがあるので、整理しながら、ダラダラと書きます。
あくまで私見ですが、「あるある~」とか「そこはそうじゃないんだけど」とか思いつつ、楽しみながら読んでいただき、最終的に効率化の抵抗勢力に対しての武器が一つでも見つかっていただけますと幸いです。

効率化の抵抗勢力

確かに組織内にいると効率化の浸透って大変だったんだということが、フリーランスになって一番思うことです。

新しい提案をする際に、言われることナンバーワン!は「それ意味あんの?」だと思います。
当然、意味が合って、生産効率が上がって生産数も上がることを検証したアイデアを提示しているわけですから、意味がないわけありません。
そこを根底から崩してくるパワーワードです。
これに屈したことが何度あるか。
でも、今になって一つ一つがもったいなかったなと思ってるわけです。
どこか一つでも私の中に、「もしかして効率化できるって思ってるのは自分だけ」なんて心のスキを作ったらそこをめがけて潰しにこられます。
それは利益になるのか?ということも効率化には難しいところがあって、効率化って直接的には損失を防いで利益を出していくものなので、見えにくいのは確か。実行してみるまでは。
実行してみたら、顧客の購入受付がスムーズになって、ものすごく褒められて、こんなに簡単ならいつも買わせてもらおうかしら、なんて話はたくさんあるのです。
私が、提案が通ったときは、論破しようとするのではなくて、こんな苦労しててみんな大変スよね、みたいな話をしたときです。材料を用意してプレゼンした時ほど提案が通らないということがありました。
つかみは、雑談でいいのかなと思います。

効率化したくない人

で、その抵抗勢力の人の立場に立って考えてみたんです。
なぜ、効率化したくないのか。
人それぞれ違うのですが、いくつかの代表例は挙げられます。

  • 今までと違うことやって方法を覚えるのが面倒
  • それをやって損失が出たら責任問題
  • コンピュータが信用できない

とかですかね。
これ、思いつくということ私も抵抗勢力の素質があるってことでしょうかwww
なので、ここから反証します。

今までと違うことやって方法を覚えるのが面倒

その後にどれだけの時間が短縮されるか、それによって損失をどれだけ抑えられるかが考えられていません。
一時的には2、3日覚える時間、慣れる時間が必要かも知れないですが、その後の一か月後のアウトプットでどれだけの差が出るか。
ただ、覚えられない気持ちもわかるんです。でも、そもそも覚えなきゃいけないくらいの複雑な工程になるような仕組みに改変しないで、誰もが一目でオペレーションがわかる、間違え操作をしない仕組みも作れると思うんです。
「見た目一発で操作がわかるので覚える時間はほぼ0です、安心してください」
が仕組みを作る方にも必要なのかなって思います。

それをやって損失が出たら責任問題

確かに作った仕組みにエラーがあれば、大量な処理が間違って処理されるので、損失は大きいです。
ここで問題になるのは、「お前責任とれるのか」です。
当然ながら、恐れるほどの損失出れば1人の責任で済むわけではなく、全社としての責任になると私は思います。
あたりまえですけど、1人の辞表提出で済むはずないですから。
だれが、というより全社的にちゃんと動作チェックを会社の責任として行うことが重要だと考えます。
そこに個人の責任は存在しません。だれのせいではありません。会社全体としての責任です。
そのために、開発チームは十分なチェックとテストを行い、ある程度の試用期間を経て、本番となるわけです。
その工程を丁寧に会社として責任を持って行うというのが重要です。

コンピュータが信用できない

確かに。
コンピュータはブラックボックスで、中で何を考えているかわからない。
ってことは電卓でも同じだし、そろばんだって指をはじき間違っただけで大変な違いが出ます。
暗算も名人ならまだしも、普通の人が手計算するものの確度とコンピュータの正確性、どちらが正しいか。
これが本質的にわかってもらえないと先に進みません。
もうすぐ2020年です。1970年代の電子計算とは比べ物にならないくらい機械の性能も上がっています。
時代もどんどん変わってきているのに、便利ツールのコンピュータを使わないのは時代遅れにならなきゃいいのですが。
情報もネットも計算も加速度的に性能が上がっている今、ここは意識が変わらないということがどれだけ恐ろしいことか。
これは、どうやって伝えればいいのでしょう?
↑はぁ?!ここに来て迷走
どちらにしても信用してもらうには十分にテストされたもので実践して間違いないことを身をもってわかってもらうしかないだろうと思っているのです。

苦労は買ってでもしろ

で、その抵抗勢力の人たちが、上の3つの本音を隠して、他人どころか自分自身をも納得させてしまう考え方があることに気付きました。
「苦労は買ってでもしろ」
昔の方は良いことを仰った。
苦労をすればその分何か得るものがあって人間的に成長できる。
すばらしい。
この考え方は少なからず、日本人のDNAに刻み込まれているような気がします。
無意識にこういう考えになっています。
しかし、買っていい苦労と良くない苦労があると思います。
効率化によって苦労をしなくなることは悪いことでしょうか。
業務として考えれば、効率化されていないものを手作業する苦労こそが悪です。
それによって企業に損失が発生し、最終的には社会に貢献するという企業の大目標の達成に大きく影響するからです。
業務での苦労は、いかに現状のリソースで大きな利益を上げ、顧客に満足してもらうことを血のにじむような努力で苦労すべきですし、手作業によって本来努力すべきそのような時間が割かれているのは、もったいないのです。

気付いてもらう

「苦労は買ってでもしろ」は美徳だ!という認識を覆す説明は簡単なのですが、それを受け入れてもらうにはものすごく大変です。
自分自身気付いていないケースもあるので、気づいてもらう促しをみんな一斉に同じ方法ではできません。相手一人一人と説得ではなく、お説教を食らうわけでもなく、ただのお話としてできていないと時間がかかるでしょう。
これもどうすりゃいいんだってところです。
効率化って難しいですけど、上でも書きましたけど、本当に認識を変えていかないと時代に取り残されるオフィスになりかねないです。

サトウヨシヒロ

Excelを中心としたMicrosoft Officeの魔法使い。
仙台市在住のフリーランスのパソコンインストラクターです。
1969年1月生まれ。
Excelを黎明期から30年近く使っています。Wordも使えます。
出版社様と一緒にExcelの情報発信もしています。
最近は羊に夢中です。
2019年はRPAと業務効率化を勉強しています。

Twitterでも業務で使える便利なOffice技をめっちゃつぶやくツイッタラーです。@yosatonet

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