スタートレックにおける仕事観

私はスタートレックという SF 作品が詳しくはないのですが好きで割と見ている方なのだと思うのですが、スタートレックの宇宙艦隊で働いている人達は給与のためではなく、「人間性の成長のため」に働いているというところにとても感心したのです。

登場人物の職業の中には給与が発生するような仕事に就いている人もいるのですが、特に宇宙艦隊で働いている人は給料があるということはない、それでも働いているという世界観なのです。

それはスタートレックの未来の時代にはあらゆる問題が解決して貧困の差もなくなりみんなが幸せに生きているというバックボーンがあるからなのかもしれません。

でも、命がけであらゆる困難に立ち向うというのは、プライスレスな魅力がそこにあるからなのかなと、フィクションの世界ながらも思うところです。

今の世の中では仕事に対する報酬は、あって当たり前だし、なければ色々なものが成立しません。例えば、私がライティングの仕事をするのに今ある知識だけで色々な 書いていてもそれが正しいかどうか検証するために様々なコストがかかります。何かを作る仕事をするのであればその知識を得るためのコストもかかります。 Google 検索でただで手に入るようなものも多くありますが、お金をいただく以上のお仕事をするためにはただで手に入るものだけではなくて、そこに自分なりの解釈や勉強の結果を反映させなければいけないので、そのための報酬はいただかなければなりません。ご飯が食べていければそれでいいという以上には報酬はいただかないといけないのです。

また、そのギリギリの報酬をもらえばいいかと言うとそうではなくて、その活動を継続するためには先行投資も必要です。出来るだけ最新のパソコンだったり、ソフトウェアだったりが必要になります。また、知見を広めるための本や様々な装置で実験するということも必要になってくるのでそういったものを購入することも必要です。

パソコン1台あれば仕事できるでしょ?と言われます。でも多分パソコンの台数かける3~5倍の費用がかかります。

もしも驚くような奇跡が起きて、宝くじに当るだとか働かなくても一生食べていけるような資本が手に入ったらどうなるでしょうか。

その時になってみないとそれは分かりませんが、やっぱり仕事は続けていくのではないかなと思います。 それは私自身の「人間性の成長のため」もありますが、私にとって一番大きいのは「他の人への貢献」「社会への貢献」です。

そうとは言っても、私に対して利用してやろうとか、見下しているだとか、そういった人への貢献はもちろんやりたくなくて、やっぱり対等の立場でパートナーとして考えてくれる人への気持ちのお返しとしての貢献をしたいなと思っています。

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