この記事は旧ブログ記事のリライトです。
私は
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Excelが難しい、わからないという声が多い。
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マイクロソフトは、そんな難しいものを作っているのだろうか。
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メーカーや家電量販店はその難しいソフトを入れたパソコンに付加価値があるということで販売しているのだろうか。
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物作りの観点から、難しい、使いにくいものは作らないはず。
という考えから、
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Excelはなにやら難しいという思い込みで実はカンタンなのでは?
と思いはじめました。
さらに、
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Excelは何に使うソフトなのか伝わっていないのかもしれない
とも思いました。
そこで、思い切って。
Microsoftさんの物作りの姿勢を100%信じてみることにしました。
Excelは使いやすいの?
Excelは使いやすくできているということを前提に考えたところ、いろいろなことが見えてきました。
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リボンインターフェースは、実はとても使いやすい
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関数は難しいかもしれないけど、同じことをワンボタンでできる機能もある
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一度切りの複雑な集計は、複雑な計算式やマクロを使わず、できる機能でわかりやすくシンプルに作業できれば良い
など。
今まで、もしかしたら思い込みだったところを再構成し、あたりまえのことをあたりまえに考えたら、とてもシンプルだと思いました。
あとは、それが本当か。
Microsoftさんの物作りの姿勢は間違っていないかどうか。
それを確かめるだけです。
リボンインターフェース
もうリボンインターフェースが登場してから10年以上立ちましたが、その中で、プレジデントネクストの監修をやらせていただいたことでこんなにも真剣にリボンインターフェースについて考えることはありませんでした。
どの機能がどのタブの中にあるか、それを使っていくうちに暗記するだろうから、それでだんだん使いやすくなっていくというのが私の今までの認識でした。
それに合わせて、はじめて使う機能でもどこにあるか探しやすい分類になっていることにも気付きました。
もちろん自分でその機能を探し当てれば印象に残りやすいということもいえます。
作成する手順を考える
そして、Excelの本質は、どの機能がどこにあるか覚えることではなく、自分で計算書を作成することにあります。
ここに主眼を置いたときに、もっとも重要なのは、
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作成する手順を考えること
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どの機能を使って作成するか選択すること
です。
これができれば、Excelがなにをするもので、どうやって使うかがわかります。
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そのプロセスを今のExcelは昔に比べて考えやすい。
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はじめの何個かは戸惑うけど、使えば使うほど便利になっていく。
すべての拘り、固定観念をはずしたら、そんな風に感じました。
まとめ
Excelは、今まではユーザーが使いこなすもの、使いこなせない、逆にExcelに使われている=できないという見えない思い込みが世の中にありました。
要は知識でもってExcelを自分の配下におく必要があったのです。
でも、これからのExcelはパートナーだと思います。
近年のパソコンの高速化などでExcelは自ら様々なことを判断しはじめています。
おすすめピボットテーブルやおすすめグラフなどもそうですし、リストやフラッシュフィル機能を使えばセル内のコンテンツの意味を自動で判断しているのがよくわかります。
自動で繰り返しなにかをするということに関してはExcelは天才的な能力を持っています。
ユーザーは、その部分はExcelに十分にたより、そこから導かれる答えをどう活用するかを集中して考える、そういう時代にそろそろなってきたと思います。
それが真の意味の「情報処理」であり「IT」であると思います。
なので、私のExcelの教え方は、「教える」ではなく、「本当はできることに気付いてもらう」ことを目標にしてます。
本当は使うスキルをもっているのに思い込みで使わなくなっているんじゃもったいないのです。
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