最近、MOSはとても素晴らしい資格だなと再認識しました。MOSはWordやExcelの実技の試験です。問題文を目の前にある課題だと仮定し、その操作方法を基本に忠実に操作できているのかとプログラムによる採点で厳しく判定されます。その流れを繰り返し練習していくことで、ビジネスに即対応できる力が身につくからです。
もちろん、自分のスキルの証明にもなります。しかしそれはスキルを証明する一瞬ため重要なことで、MOSで得るものの多くは、合格後の実際にWordやExcelを使うときに役立つのです。
そんな思いから、次の4つのMOSの試験の攻略記事を新たに書きました。
この記事の内容は、あまり世の中には出ていないものです。というのも、過去に私が教えてきたノウハウから思いついたものだからです。
本来は一つの有料コンテンツで展開しようと思ったのですが、これほど素晴らしいMOS試験をもっともっと知ってほしいという思いから無料で公開することにしました。
これらの記事の奥底には、MOSの勉強はビジネスでも役立つ、ということがあります。
そこをテーマに、この4つの記事の内容を総括します。
MOSは丸暗記するな
MOSの問題は、ビジネスでよく遭遇する課題を再現しています。従って、MOSの練習はビジネスのトレーニングを積む一環とも言えます。ただし、合格を優先するあまり、問題集の問題を丸暗記で解く練習を繰り返してしまうと、実際のビジネス課題に対応できない可能性が高まります。
問題集と実際のビジネス環境とでは異なるため、丸暗記だけで解くことができる問題は限られています。実際の業務では、単なるパターンの繰り返しではなく、学習した内容を組み合わせたり、順序を変えたりして臨機応変に対応する必要があります。そのため、単なる丸暗記では実務に通用するスキルを身につけることができません。
MOSの実技の練習は、同じパターンの問題を繰り返し解くことで、実務において他の操作が忘れられるリスクを伴います。そこで、問題文を正確に理解し、実践的な手順を考える力がいかに重要か浮き彫りにされます。
最適な勉強法は、問題文を実務の課題として捉え、基本的な操作方法を理解し、そのスキルを実際のビジネスシーンで活かせるようにすることです。先に述べた「MOSの勉強法」のアプローチが、ただ合格するだけでなく、実際のビジネスで通用するスキルを身につける鍵となります。
MOSの練習した操作に関連する操作も体験しておく
MOSの試験では、出題範囲が幅広いため、全てを網羅して勉強することが難しいと感じるかもしれません。しかし、試験の性質上、想定外の問題が出題される可能性があります。このようなケースに対処するために、単なる操作の暗記だけでなく、関連する操作も体験することが重要です。
一つの操作を覚えたら、似たような操作はすべて体験しておくことで、操作の幅を広げることができます。例えば、貼り付けの方法が複数ある場合、それぞれの方法を実際に試してみましょう。この体験は、単なる知識だけでなく、実践的なスキルを身につけるために重要です。
関連した操作を練習することで、同じパターンが異なる機能にも適用できることに気づくことができます。例えば、ある機能において特定の手順が効果的だった場合、他の機能でも同じ手順が適用可能なことに気づくことがあります。これにより、初めて操作する機能でも、既に学んだパターンを想像できるようになります。
パソコンは自動化が得意なツールです。様々な操作がどのように連動し、自動化が可能なのかを想定することは、ビジネスにおいて非常に役立つスキルになります。例えば、特定の作業手順が自動的に実行されることで、作業の効率が向上する可能性があります。MOSの練習を通じて、このような自動化の可能性に気づき、ビジネスで実際に活用するスキルを身につけることが期待できます。
MOSは実際の仕事を想定して練習する
MOSの試験において、合格を目指すだけでなく、実際のビジネス環境を想定した練習を行うことは非常に重要です。勉強を通じて得ることができるビジネスの訓練は、合格だけでなく、実際の仕事において即座に役立つスキルを養成するものとなります。
合格することが目的であると、勉強がそのためだけになりがちです。しかし、MOSの素晴らしいところは、勉強を通じてビジネスにおける訓練を受けることができる点にあります。問題を解きながら、その内容がビジネスの現場でどのように活かされるかを考え、問題シートが表すのが請求書や月次報告書などの実際のビジネス文書であると仮定します。
MOSの問題シートには、ビジネスでよく使用される請求書や月次報告書、顧客の一覧表、宣伝のチラシなどが含まれています。これらの文書に対してどのような操作が行われているかを確認することは、実務において重要なスキルを身につけるチャンスとなります。異なる業種の経験が限られている中で、MOSの問題を通じて様々な業務内容を体験できるのです。
ビジネスにおいてパソコンがどのように活用されているかは、特定の職種に従事している人々が難しく想像することです。しかし、MOSの問題を解くことで、様々な業務においてどのようにパソコンが使われているかを実践的に学ぶことができます。この知識は、自分が普段思っている以上の方法でパソコンを活用し、新しいアイディアを生み出す原動力となります。
MOSの勉強を通して、仮定したビジネス課題や操作手順に迅速に対応できるようになることが重要です。これにより、MOSのスキルは合格だけでなく、実際のビジネスでの実用性を維持し、発揮することができるでしょう。
まとめ
これらの記事を通じて明らかになるのは、MOSの勉強は決してただの資格取得だけではなく、実際のビジネスにおいて役立つスキルを身につけるためのプロセスであるということです。
MOSの学習では、問題解決において理解と実践を結びつけることが重要です。単なる操作の暗記だけでなく、問題文を理解し、実際のビジネス状況を想定して操作することで、知識が実践的なスキルに昇華されます。
MOSの学習では、一つの操作だけでなく、それに関連する操作も含めて練習を積むことが重要です。関連した操作を体験することで、広範なスキルを身につけ、様々なビジネス課題に対応できる柔軟性を養います。
MOS資格は単なる資格証明を超え、ビジネスの成果に直結する価値ある資産となります。実際の仕事に役立つスキルを身につけ、ビジネス環境で即座に活用できる力を持つことで、MOS資格はビジネスにおいて有益な存在となります。
これらのスキルはMOS試験の難易度や範囲を超え、実務での効果的な活用を可能にします。MOSの学習を通じて得られるスキルは、資格取得だけでなく、ビジネスにおいても大きなメリットをもたらすことが期待されます。
このようなコンセプトを根底に想定し作ったMOSの講座は次の2つです。よろしければ受講してみてください。
