一番出てくる値を求める

一番売れている商品はどれか、売上一覧から商品名の数を見ればわかります。
一番頻度が高いものという意味で、最頻値と呼びます。
しかし、Excelの最頻値は数値しか対象にしないので、商品名の中で一番出てくる商品名を求めるには工夫がいります。

MODE関数

Excel関数で最頻値を求めるには、MODE関数があります。
使い方は、合計を求めるのと同じ方法なので簡単です。

=MODE(最頻値を求めたい範囲)

こんな感じで使います。

一番出てくる数字は2なので、最頻値2が求まります。

しかし、MODE関数は数値だけで文字列は扱えません。
MODE関数の結果は、平均値と比べることによって、データが平均値に対してどちらかに傾いているかを統計的に観察したりするのに使います。

文字でも最頻値を求めたい

やはり商品名でも一番出てくるものを求めたいですね。
そのためには、いろいろな関数の仕掛けが必要です。
関数の頭の体操をしてみましょう。
まず、複数の文字列の中で一番出てくるものを求めるということは、その文字列がそれぞれ何回出てくるかがわからなければなりません。
ということは、COUNTIF関数でそれぞれの文字列の数を求めるわけです。
そしてその中で一番多い数を調べます。そのためにはMAX関数を使います。
一番多い数が、どのデータか、何行目のセルにあるのかを求めるためにMACTH関数があればいいのですね。
そして、全部の文字列の中からその何行目にあたるデータを取り出すためにINDEX関数を使います。
ではその手順で計算式を作っていきましょう。
この一覧表に対して、

それぞれ何個あるか求めます。

そのうちの最大値を求めます。

最大値が何行目か調べます。

最大値3はいくつもありますが、初めに出てくる行が求められます。
どれが求められても結果は同じなのでどれでもいいわけですね。
文字列データから該当する行のデータを抜き出します。

最も表示されている文字はcでした。

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